読者が欲しいのは『真実』です。

読者が欲しいのは『真実』です。

私が物心ついた頃には我が家は新聞は『毎日新聞』でした。色々と両親のオトナの事情などで某宗教がらみの新聞を併せて取っていた時期もありましたが、数回の引っ越しを経ても新聞は変わる事がありませんでした。
私も小学4年生頃から朝テレビ・ラジオ欄と一面、三面記事に新聞を読んでから学校に通っていました。
ちょうどこの頃からテレビだけでなくラジオに興味を持ち始めたので新聞で好きな歌手がゲストで出ると判った時は昼間なら親に録音を頼んで、夜なら自分で聴きながら録音して何度もくり返し聴いていました。

 

大人になり驚いたのは考古学者の石器発掘捏造事件を毎日新聞がスクープした記事でした。
あまりにも神がかり的に1人の考古学者が歴史的な石器を発掘し続ける事に疑問を持った事が発端だったそうですが、あの一件は多かれ少なかれ人生を左右されてしまった人が多かったはずです。

 

当の捏造していた考古学者本人はその後バッシングで精神のバランスを崩し完全に人生が変わってしまったと聞きましたが、やはり真実を伝えるという新聞の『やるべき事』をきちんとやった結果であると思います。

 

しかし毎日新聞を含め報道は真実と思い込み嘘っぱちで人生を狂わせた事も忘れていません。
小学6年生の時、転任した海外から拳銃を持ち込んだとして逮捕された教師を大々的に報道していましたが、その教師は当時私が通っていた学校にいた当時私も受け持ってもらった事のある教師でした。
これが警察に自白を強要された冤罪と判明した時の報道機関の『謝罪』の薄さは忘れていません。
松本サリン事件の時には私も完全に警察と報道機関に騙されました。同時に報道は一旦疑ってみる事を覚えました。

 

どうか本当に真実を伝える紙面を作って私達に届け続けて欲しいと願っています。