日経新聞をお得に読む方法について
全国紙の中で毎月の購読料が最も高いのは日経新聞(日本経済新聞)です。
そのため、「日経新聞をもう少しお得に読みたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
全国紙の購読料比較表
新聞名 |
セット版(朝・夕刊のセット) |
全日版(朝刊のみ) |
---|---|---|
日本経済新聞 |
4,509円 |
3,670円 |
朝日新聞 |
4,037円 |
3,093円 |
読売新聞 |
4,037円 |
3,093円 |
毎日新聞 |
4,037円 |
3,093円 |
産経新聞 |
4,037円(近畿圏のみ) |
3,034円 |
新聞の料金には、「6・8ルール」という割引の上限額を定めた取り決めがあります。
6・8ルールとは、「6ヶ月の新聞購読料金に対し、景品の上限額は8%まで」と定めたルールのことで、販売店によっては景品や商品券などで料金を還元(実質の値引き)することがあります。
しかし、割引サービスは販売店によってまちまちです。
そのため、必ず料金が下がるとは言い切れませんが、このページでは日経新聞の月額料金を安くする方法をご紹介しています。
毎月の負担を減らしたい方は参考にしてみてください。
日経新聞は学割で読める?
ビジネスパーソンだけでなく、就職活動中の学生の方にも購読者が多い日経新聞ですが、残念ながら、学割サービスはありません。
ただ、学割で購読できる全国紙や雑誌はいくつかあるので、学生のうちは、学割がきく新聞や雑誌で情報収集を行い、社会人になってから日経新聞を購読するのも良いかもしれません。
学割サービスがある新聞
学割サービスがある主な新聞は以下の通りです。
経済誌やニュース雑誌の中にも学割で購読できるものがありますので、参考にしてみてください。
媒体名 |
料金 |
備考 |
|
---|---|---|---|
朝日新聞 |
朝・夕刊セット |
月額4,037円→2,500円 |
・ひとり住まい(寮を含む)の学生が対象 ・契約期間は12ヶ月以上 ※途中解約不可 |
朝刊のみ |
月額3,093円→2,000円 |
||
西日本新聞 |
朝・夕刊セット |
月額4,037円→2,500円 |
・九州一円の大学、大学院、短大、専門学校、高専に在学中のひとり住まいの学生が対象 ・契約期間は3ヶ月以上 ※途中解約不可 |
朝刊のみ |
月額3,093円→2,000円 |
||
ニューズウィーク日本版 |
定期購読(1年・50冊) |
23,000円→17,250円 |
・途中解約は定価×購読済冊数分で清算 |
トライアル(半年・25冊) |
11,500円→9,500円 |
||
日経BP社 ・日経コンピュータ、日経ビジネス、日経SYSTEMS、日経NETWORK,など23誌が低下の約70%で購読可 ※料金例(日経コンピュータ) |
1年(26冊) |
2,3800円→16,660円 |
・大学、大学院、短大、専門学校、高校に在学中の学生が対象 |
3年(78冊) |
49,900円→34,930円 |
日経新聞の購読料を安くする方法
日経新聞の購読料は、決して安い額ではありません。
少しでもお得に読める方法があれば、実践したいものです。
ここからは、日経新聞の購読料を安くする方法をご紹介していきますが、一概に「この方法がおすすめです!」とは言えません。
4つの方法を順にご紹介しますので、ご自身に合ったものを実践してみましょう。
必要な時だけ一部売りを購入する
「日経新聞を定期購読しているけれど、毎日読んでいない」という方には、一部売りを購入する方法がおすすめです。
駅の売店やコンビニで必要なときだけ購入すれば、月々の購読料を抑えることができます。
ちなみに、全国紙の一部売り価格を比較すると以下のようになります。
新聞名 |
朝刊 |
夕刊 |
---|---|---|
日本経済新聞 |
160円 |
70円 |
朝日新聞 |
150円 |
50円 |
読売新聞 |
130円 |
50円 |
毎日新聞 |
130円 |
50円 |
産経新聞 |
110円 |
50円 |
訪問販売員と交渉する
先に説明した通り、新聞の料金には6・8ルールが存在します。
しかし、このルールは形骸化している取り決めのため、実際は訪問販売員との交渉次第で有利な条件を引き出せることがあるようです。
訪問販売員が購読料を安くすることは制度上できませんが、うまく交渉すれば商品券などをもらえるかもしれませんし、契約期間内で無料の購読期間を設けてくれるかもしれません。
訪問販売員にはノルマがあるため、少々値引きをしてでも契約をもらうことが最優先という事情もあるようです。
また、新聞社も収入源である折り込み広告の数を確保するため、購読料を安くしても部数を増やしたいと考えているようです。
確実な方法ではありませんが、交渉してみる価値はあるでしょう。
訪問販売員との交渉術
「平日しか読まないので、割引してほしい」と交渉する
平日の通勤時にしか日経新聞を読んでいない方も多くいらっしゃるでしょう。
そのような方は、「土日は読んでいないから少し購読料を安くしてほしい。」と交渉してみてはいかがでしょうか?
「割引がないならコンビニで買う」
「毎日読むわけではないので、正規料金を払うならコンビニで一部買いする。」という切り出し方も有効でしょう。
朝刊のみ購読する(※セット版地域のみ)
日経新聞には、セット版と全日版(一般紙は統合版)があります。
夕刊の配達をストップし、朝刊だけ配達してもらうことができれば、購読料が安くなる可能性があります。
しかし、新聞のセット版と全日版は、契約者が選択できるものではありません。
配達地域によって契約方法が決まっているため、セット版地域にお住いの方が朝刊だけ購読することは基本的に出来ないことになっています。
ただし、販売店によっては「朝刊だけ配達してほしい」という要望に応えてくれることがあります。
どうしても夕刊が必要ないという方は、相談してみると良いでしょう。
なお、セット版の地域では、「朝刊のみ」の定価がありません。
販売店が独自に価格設定しているため、朝刊だけ購読という契約でも割り引きがないことがあります。
購読せず図書館や銀行で読む
日経新聞を購読するのではなく、図書館で読むという方法もあります
住民税を支払っているのですから、図書館を有効活用しない手はありません。
図書館には、日経新聞以外にもさまざまな新聞や週刊誌がおいてあり、無料で閲覧できます。
また、日経新聞は銀行にもおいてあることが多く、こちらも無料で読むことができます。
ただ、用事もないのに銀行で長居はできませんし、毎日通うことも難しいでしょう。
「銀行での待ち時間は日経新聞を読む」という方法が現実的かもしれません。
定期購読よりコンビニで買う方がお得?
結論から言うと、ほぼ毎日コンビニで買うとすると、かなり割高になります。
先にも説明した通り、日経新聞の一部売りは、朝刊が160円、夕刊が70円で販売されています。
毎日、一部売りで購入した場合、1ヶ月の購読料は「230円×30日=6,900円」です。
日経新聞のセット版は月額4,509円ですから、毎日コンビニで買うと約2,400円も高くなってしまいます。
必要なときだけ日経新聞を読むのであれば、コンビニで購入した方がお得かもしれませんが、毎日読むのであれば、定期購読がお得です。
デジタル版に移行する
ここまでは、日経新聞の購読料を安くする方法を紹介してきました。
先に紹介した方法は、すべて「紙の日経新聞」をお得に読む方法だったのですが、デジタル版に移行するという方法もあります。
日経新聞には、「日経新聞電子版」があり、購読料が宅配版よりお得です。
契約プラン |
月額料金 |
年間購読料 |
---|---|---|
日経電子版 |
4,200円 |
50,400円 |
日本経済新聞(宅配版) |
4,509円 |
54,108円 |
日経Wプラン(宅配+電子版) |
5,509円 |
66,108円 |
日経電子版なら宅配版より料金が下がりますし、クレジットカードで支払いができるため非常に便利です。
また、紙の新聞のようにかさばらず、古新聞がたまらない点も利点と言えます。
電子版ならではの便利な機能
日経電子版には、「かさばらない・古新聞がたまらない」という以外にも、さまざま利点があります。
記事の検索や保存ができる
過去3ヶ月分の記事を検索できる上、記事を保存しておくことも可能です。
紙の新聞のようにページをめくって探す必要がないため、気になる記事を簡単に見つけられます。
記事をダウンロードするとオフラインでも閲覧できる
記事を端末にダウンロードしておけば、オフライン(インターネット接続のない状態)でも読むことができます。
自宅や会社で記事をダウンロードしておけば、通勤電車の電波状態が悪いときでも、ストレスなく情報収集できるのです。
各種アプリを利用できる
日経新聞電子版は、ブラウザーだけでなく、iOS用・Android用アプリでも利用できます。
また、「紙面ビューアー」というアプリも非常に便利です。このアプリを使えば、電子版でも紙面と同じイメージで記事を読むことができます。
紙の新聞に慣れている方にとっては、うれしいアプリだと言えるでしょう。
日経電子版を無料で読む方法があるって本当?
「日経テレコン」というサービスを利用して、日経電子版を無料で読む方法があります。
日経テレコンとは、過去30年分の新聞・雑誌記事、国内外の企業データベースを閲覧できるサービスです。
契約時には月額基本料2ヶ月分の料金が必要なほか、8,000円以上の月額基本料+情報利用料金がかかるため、法人契約が一般的です。
しかし、丸三証券、大和証券では、個人の口座開設者向けに日経テレコンを無料で利用できるサービスを提供しています。
※記事の検索範囲など、サービス内容は限定されます。
証券会社名 |
記事の検索可能範囲 |
口座維持手数料 |
利用条件 |
---|---|---|---|
丸三証券 |
直近1年間 |
無料 |
口座開設 |
大和証券 |
直近3ヶ月間 |
無料 |
口座開設 |
丸三証券で日経テレコンを利用する手順
大和証券で日経テレコンを利用する場合も、まずは口座を開設する必要があります。
口座を開設すると1週間ほどでログインパスワードが送られてきますので、大和証券のオンライントレードページからログインしてください。
メニューに表示される日経テレコンのアイコンをクリックすると、「きょうの新聞」から日経新聞の記事を閲覧できます。
また、スマホやタブレットからは専用アプリでも記事を読めるので、ダウンロードしておくと良いでしょう。
iOS端末をご利用の方
App Storeから「マルサントレード for iPhone・iPad」をダウンロード
Android端末をご利用の方
・Google Play ストアから「マルサントレード for Android」をダウンロード
大和証券で日経テレコンを利用する手順
大和証券で日経テレコンを利用する場合も、まずは口座を開設してください。
口座を開設して大和証券のオンライントレードにログインした後、ページ上部の「マーケット」タブを選択し、「ニュース」をクリックすると、日経テレコンが利用できます。
日経テレコンに接続すると、ニュース速報画面が表示されますが、「きょうの新聞」をクリックすると、朝刊の一覧画面を見ることができます。
まとめ
日経新聞の購読料は、さまざまな方法で安くすることができます。
販売店や訪問販売員と交渉するのも一つの手ですし、必要なときだけ購入したり、図書館や銀行で読むこともできます。
また、日経電子版への移行、日経テレコンの利用を検討してみる価値もあるでしょう。
ご自身の利用環境に合った方法を選択し、お得に日経新聞を購読しましょう。